マルチ装置を持つバックゾーンのハウス
周囲が開けた分譲地に建つ「L字カウンター」と「吹抜ヴォイド」を持つ「ハウス」である。
隣地にやや囲まれた敷地にフロントゾーンとバックゾーンを設定した。
フロントゾーンには倉庫、駐車スペースとアプローチや、タイルテラス配置し、多様な 機能を処理する役割を持たせた。また、バックゾーンには「ハウス」を配置するとともに 南側に日照を確保する空地を設けた。
「ハウス」には生活を豊かにする「吹抜ヴォイド」と「L字カウンター」を設けた。 「吹抜ヴォイド」はちょうど南側に配置し、フロントゾーンの開放感と日照を獲得するとともに、1階と2階を立体的につなげて一体感のある空間となるように配慮した。 「L字カウンター」は「ハウス」の中心に配置し、広々としたLDK空間で起こる日常の出来事がここを起点につながり、相乗効果を生み出すように配慮した。 この空間は、ハウス内の最大のイベントスペースであると同時に生活を豊かにする「マルチ装置」でもある。
- 名称
- マルチ装置を持つバックゾーンのハウス
- 業務内容
- デザイン監修
- 所在地
- 鳥取県鳥取市
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 169.95㎡
- 建築面積
- 55.68㎡
- 延床面積
- 93.36㎡
- 階数
- 地上2階建
- 構造
- 在来木造
- 施工
- 福山建築
- 竣工
- 2020年12月
- プロデュース
- R+house