リビングサーキュレーションハウス
まず、東側が接道する奥行きのある敷地の南側に庭スペースを確保して、これに面してLDKと2階の個室を配置しプランニングをした。道路側から駐車スペース、格子によりプライバシーを確保した庭、リビングに面したデッキテラス、ダイニングに面した和室、建物に囲われたバックガーデンを順繰りに配置していった。
南に面したLDKに和室やデッキテラスを庭方向につきだすことによって、環境的に肯定的な空間を「内部化」あるいは「屋外化」することで、南側の肯定的な要素を循環し連携して使用できるようにした。また、南側のやや間延びしていた外部空間も建物のボリュームにより緩やかに分節し、「パブリック」と「プライベート」の特性を与えた。
リビングダイニングというスタンダードな機能に加えて、和室やデッキテラスを田の字状にレイアウトし巡回できるようにすることで「リビング」機能が内外部を巻込んでサーキュレーションする「ハウス」を計画した。
- 名称
- リビングサーキュレーションハウス
- 業務内容
- デザイン監修
- 所在地
- 茨城県つくば市
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 314.81㎡
- 建築面積
- 70.80㎡
- 延床面積
- 105.99㎡
- 階数
- 地上2階建
- 構造
- 在来木造
- 施工
- リアルウッド
- 竣工
- 2020年6月
- プロデュース
- R+house