キッチンコアハウス
整形な敷地の北側に建物を配置し、南側の道路に面して駐車スペースとアプローチ空間を設定した。このことにより最大限の日照の恩恵を受けられる外部のオープンスペースを確保した。「ハウス」にはまず正方形のLDKスペースを与え、南側をリビングスペースとし、北側には機能的なキッチンスペースとダイニングスペースを配置して生活の核となる要素を確保した。この正方形の西側にアプローチ空間として大きな玄関土間とシューズインクローゼットを設置し、東側には個室郡を設置した。そして北側にキッチンと機能的な関係の深いファミリークローゼットと洗濯室を設置して回遊動線とすることで利便性に配慮した。
このように、キッチン台とダイニングカウンターを家の中心の「核」として様々な生活のアクティビティーが展開されサイクルしてゆく「キッチンコアハウス」を計画した。コア的な要素を中心として、この周辺に各機能を添付してゆくため、移動のためだけの廊下が存在せず、無駄のない平面計画が可能となった。また、ポーチをリビングの前まで伸ばして出入りができるようにすることで、外部スペースとの連携が取れるようになり、内外部のアクティビティーに一体感が出るように配慮した。
- 名称
- キッチンコアハウス
- 業務内容
- デザイン監修
- 所在地
- 鳥取県
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 255.19㎡
- 建築面積
- 90.67㎡
- 延床面積
- 84.46㎡
- 階数
- 地上1階建
- 構造
- 在来木造
- 施工
- 福山建築
- 竣工
- 2022年5月
- プロデュース
- R+house