サイクルヴォイドコアハウス
主要道路から街区路地に入った南側端部の敷地である。敷地の南側は畑に面しており、おそらく当面は見渡す限り陽光の広野である。敷地の南側や路地側にスペースを確保し「ハウス」を配置すると南西部に「L字」の空間が表出される。西の路地側は駐車場、駐輪場などのアクセス空間として、南側は広大な畑に面する陽光あふれる庭として使われる。
内部空間には廊下にクローゼット収納を絡めて水回りとの回遊動線をとし、LDKと相まって家事動線のフレキシビリティーを増長させた。また、リビング中央の上部に吹抜けを設け立体的に開口部を設けることで陽光あふれる空間とした。吹抜部分にはキャットウォークを設け床部分を格子とすることで光の乱反射や空気の循環を促した。2階には書斎、個室、水廻りや収納を吹抜に面して順繰りに配列した。
街区の中でも特異まれな敷地に配置した「ハウス」の中心部に「ヴォイドコア」としての吹抜を設け、光や気流、人の視線や生活情景を「サイクル」させる「サイクルヴォイドコアハウス」を計画した。
- 名称
- サイクルヴォイドコアハウス
- 業務内容
- デザイン監修
- 所在地
- 埼玉県
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 170.59㎡
- 建築面積
- 66.24㎡
- 延床面積
- 117.58㎡
- 階数
- 地上2階建
- 構造
- 在来木造
- 施工
- ハートムリビング
- 竣工
- 2020年1月
- プロデュース
- R+house