ビッグホールハウス
東側を除き三方が道に囲われた敷地に建つ「ハウス」である。周囲の道は傾斜していて南東部分の敷地部分との段差の少ない箇所にアプローチと駐車スペースを設定して建物を北東に寄せて配置する計画とした。これにより南西部分に余白のスペースが生まれ、道との段差部分の石垣などに囲われた、ちょっとした坪庭としてBBQや家庭菜園などに使えるようにした。「ハウス」内部には、1階の南側にリビングダイニングを配置し、これに面してテラスを設けた。このテラスは庭に面しており、周辺の視線に対して程よい距離を保っている。また、2階の南側の中央部分に「ビッグホール」と名付けた、既製品の防音室を設置したり、セカンドリビングとしても使用できる多目的なホールを計画した。このホールの南側の階段の吹抜け越しに連続窓を設け、開放感のある明るいスペースとした。1階のリビングダイニングという「ホール状の空間」と2階の「ビッグホール」が階段の吹抜けにより上下でつながって、生活のアクティビティーを立体的に活性化させたり、庭と道路の開放性を立体的に 享受できる「ビッグホールハウス」を計画した。
- 名称
- ビッグホールハウス
- 業務内容
- デザイン監修
- 所在地
- 長野県
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 169.69㎡
- 建築面積
- 61.27㎡
- 延床面積
- 102.67㎡
- 階数
- 地上2階建
- 構造
- 在来木造
- 施工
- 中澤勝一建築
- 竣工
- 2022年10月
- プロデュース
- R+house