αスペースハウス
敷地に向かう道路の幅も狭く周辺の家々は擁壁の上下に乱立していた。
西側が接道する「ハウス」の敷地は、南側に住居があり東側隣地はまだ更地で、こちらと接する部分は庭となって眼下に景色が望める可能性があった。
車三台の駐車スペース、教室もできる和室、BBQができるデッキテラスをややいびつな形状の敷地に入込むことが求められた。必要な住宅ヴォリュームを配置し、道路側に駐車スペースを確保すると、道路側と南東部分にいびつな余剰スペースが現れた。
まず、道路側部分に和室、南東の部分にデッキテラスを固定し、これを最大限活かすように内部のレイアウトを施した。和室は教室や客間として利用するため玄関から直接アクセスできる動線とした。デッキテラスは景色や陽光を内部に取り入れる要素でもあるのでキッチンやリビングのスタディーカウンターとの関係性を深められるようにレイアウトした。
「αスペース」を敷地の「特等席」に配置し、周辺環境と連動させて「ハウス」と関係付けることで、日々の生活の中に「+α」の相乗効果が生まれることを意図した。
- 名称
- αスペースハウス
- 業務内容
- デザイン監修
- 所在地
- 広島県広島市
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 131.36㎡
- 建築面積
- 61.69㎡
- 延床面積
- 100.61㎡
- 階数
- 地上2階建
- 構造
- 在来木造
- 施工
- D・Uコダ
- 竣工
- 2019年12月
- プロデュース
- R+house