I&I house
鎌倉市の小高い岡の上のひな壇段状の敷地に計画した、夫婦と子供2人と犬一匹のための住宅である。
北東には擁壁と竹林を背負い、南西には鎌倉の町を一望できるという周辺環境である。
この諸条件を満たすために”I型”シンプルのボリュームをイビツな敷地に配置することから計画を始めた。
安全を考慮し擁壁から少し振った配置計画としイビツな敷地との間にできたスペースに楽しい庭を設定した。特に北東のヨウヘキニワには、朝日が差込むことを想定しており、家全体としては夕方まで十分な日照が得られるように配慮した。
平面計画は、1階と2階の”I型”をずらした計画とし、2階には擁壁からセットバックし、庇の付いた落ち着いたテラスができ上がり、1階にはオモテニワからどこからでもアクセス可能なドッグテラスができあがり周辺環境とのコネクターとして機能している。